VRS

テラサットが提供するRTK-VRSデータとは

2025.08.25 | VRS

まず初めにRTK(リアルタイムキネマティック)観測について簡単に説明します。

RTK観測では、固定局(座標が決まっている点)で受信したGNSS衛星からの測位データと固定局の座標を元に補正データを作成し、計算に使用します。
その補正データを移動局(求めたい点)にリアルタイムに送り、移動局の座標を求めます。
以前は、固定局と移動局に受信機を設置し、無線機等を使用して補正データの通信を行っていました。

RTK観測

テラサットのVRS(仮想基準点方式)は、国土地理院が管理している電子基準点の観測データを使用し、固定局を仮想的に作成(仮想基準点)します。
テラサットサーバー(VRSサーバー)は、実際に固定局が出力するであろう補正データ(ネットワーク型GNSSデータ)を、インターネット(NTRIP通信)を利用しユーザーに提供します。
そのためユーザーは、固定局に受信機を設置する必要が無く、RTK-VRS観測を行うことができます。

VRS観測

テラサット・ジャパンでは、RTK-VRS観測で使用する補正データを、ユーザーに提供しています。
(電子基準点1点からの補正データもあります。)