検証結果報告
technicalinfo
GPS L5信号 検証結果報告
平成28年5月31日 GPS L5信号のネットワーク型RTKにおける有効性検証実験
1)観測環境
弊社ビル屋上に設置したGNSSアンテナを利用してネットワーク型RTKの連続測位を実施。東西に高いビルがあり、下図のような、障害物が存在する環境。
2)L5配信対応GPS衛星の捕捉数
1)のカーテン情報を考慮した、L5配信対応GPSの捕捉数は、下図の状況となる。
3)検証結果
①24時間連続測位結果の比較
<L5使用(GPS+GLONASS+QZSS)>
<L5未使用(GPS+GLONASS+QZSS)>
②L5配信対応GPS衛星を3個以上捕捉している時間帯の定点測位結果
(L5使用)
<対象データ 12.5時間分>
③L5配信対応GPS衛星を4個以上捕捉している時間帯の定点測位結果
(L5使用)
<対象データ 4.3時間分>
4)まとめ
- 24時間観測の結果、L5信号を使用することで、標準偏差の値が1割以上改善されていることが確認できた。
- L5信号対応GPS衛星の捕捉数が増えるほど、標準偏差の値が改善されていることが確認できた。
- 今後、L5信号に対応するGPS衛星が増えることで、ネットワーク型RTK測量の品質が良くなると期待できる。
参考)L5信号を送信するGPS衛星 (2020年4月現在)
PRN番号: 01, 03, 04, 06, 08, 09, 10, 18, 24, 25, 26, 27, 30, 32
QZSS衛星 検証結果報告
平成26年7月30日 QZSSを利用したスタテック測量
1)観測状況
日時:平成26年7月30日 19:00~20:00
電子基準点 (0349, 0067) と仮想点V001の観測データを利用して解析し評価する。
2)衛星の状況
7月30日 19:00
7月30日 20:00
衛星毎の仰角
3)解析結果
4)まとめ
高さ方向の精度向上が確認できる。