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GNSSデータに影響を与える電離層や大気の状況を詳細に確認することができます。

以下の指標をご用意しています。

I95電離層 (Index95) ・・・電離層の活発度 (Ionosphere)
IRIM・・・電離層による残差の安全性 (Ionospheric Residual Integrity Monitoring の略)
GRIM・・・幾何学的(地理空間的)残差の安全性 (Geometric Residual Integrity Monitoring の略)
Scintillation・・・電離層の不均一性、不規則性
IPWV・・・可降水量の偏差 (Integrated precipitable water vapour の略)
TEC・・・電離圏全電子数 (Total Electron Content の略)

指標の概略

電離層は、地球を取り巻く大気の上層部にあり、太陽からの紫外線やその他の放射線により、分子が電離(イオン化)した状態になっている領域です。
衛星からの電波は、電離層を通過する際、「屈折」を起こし、測位結果に影響を与えます。
この影響度は、電離層の厚さや不均一性、また電子の数や活発度により変化します。
このため、太陽活動が活発なときほど、影響が大きくなる傾向があります。

また、電離層を通過する電波は、周波数によって受ける影響度が異なるため、精密測量では２周波受信機を用いた観測と２周波基線解析を行い、電離層影響の除去を考えます。